【Java入門】第1回 Javaを学ぼう!|Javaってどんなプログラム言語?
2024.05.24
はじめに
皆さんはじめまして。数あるサイトの中から、当サイトにご興味を持っていただき、ありがとうございます。
当サイトでは、プログラミングやシステム構築に役立つ情報を中心に、IT社会の文化や体験を皆さんに発信していく予定です。
お伝えしたいことは沢山あるのですが、当サイトの最初のコンテンツは、私たちのシステム開発の中心であり、皆最初のステップとして学んできた「Java」に関わるものにしたいとの思いから、プログラミング未経験者、初心者を対象とした基本的なJavaのプログラミングのコンテンツを配信することにしました。
本記事では、Javaのプログラミングを始める前に、Javaやその他のプログラム言語の現状について、ごく簡単に説明したいと思います。
(もう知ってるよ!という方は、読み飛ばしてしまってもかまいません)
Javaとは?
Java(ジャバ/ジャヴァ)は、狭義ではオブジェクト指向プログラミング言語「Java」を、
広義ではプログラミング言語Javaのプログラムの実行環境および開発環境を指します。
Javaは「一度書けば、どこでも動く」がコンセプトとなっており、1995年にサン・マイクロシステムズによって公開されて以来、システム開発において広く活用されています。
現在、JavaのベンダーとなっているOracle社のJava公式サイト
(日本語版:https://www.oracle.com/jp/java/)でも、以下の通り記載されていますね。
Javaはナンバーワンのプログラミング言語であり開発プラットフォームでもあります。
Javaの特徴としては、以下のようなものがあげられます。
- 世界中で利用されている、今でも人気のプログラミング言語である
- さまざまなOS(Windows、MacOS、Linux、UNIXなど)上で実行が可能
- 大規模な業務システムによく利用される
- Androidアプリの開発の主流の言語の1つである
- Googleが開発に用いることが多い三大言語(Java、C++、Python)のひとつである
Javaが「世界中で利用されている、今でも人気のプログラミング言語である」って本当?
人気がある、を判断する指標はなかなか難しいのですが、その中の一つとして、ソフトウェア品質の評価と追跡を手掛けるTIOBE社が毎月発表している「TIOBE Index」というものがあります。
この指標は主に「インターネット上でどれくらい検索されているか」から算出されている指標で、プログラム言語の人気を示すものとして様々なサイトでよく紹介されるものですが、この指標によると2024年7月現在、Javaは第4位にランクインしています。
AIに関わる開発が最も活発である現在、関連する言語としてPython、C、C++に人気が集中しているのは納得です。
(「AIを利用するための開発」を行う場合はPythonのライブラリ(Python上で使えるプログラム)が最も充実しており、「AI自体の開発」にはC、C++が用いられることが多いです)
しかしながら、Javaもこれらを除けば常に最上位をキープし続けており、決して廃れつつある言語ではありません。
(Windows上のアプリケーション開発では定番であるC#についても、同じことが言えるでしょう)
よく利用される言語は開発内容によっても異なる
前述の「TIOBE Index」は主に検索エンジンの検索数から算出するため、新しい流行が反映されやすくなっていますが、仕事としてはどうなのでしょうか。
実際にソフトやシステムの開発に利用されている言語は、その内容によっても傾向が異なります。
例えば、IEEE(情報処理学会)が発表しているアンケート調査を見ると、2023年の「求人(で求められたスキル)」でのランキングでは、SQL(データベース操作を行う言語)が1位となっています。
※グラフ上の数値は1位を1とした相対スコアです。
どのような言語で開発を行う場合であっても、データベースを持つシステムではSQLが利用されることが多いため、開発者として求められる頻度が高いスキルであることがわかります。
前述の通り、AIを利用するための開発を行う場合はPythonがもっとも人気となっていますが、基幹系システムや大規模なWebシステムの開発現場では、今でもJavaは主流の言語です。
同様に、組み込み系(機械の制御など)のソフトではC、C++が圧倒的なシェアを占めています。
処理速度や言語特性などの要因もあり、これらの開発ではまだまだC、C++、Javaといった言語が引き続き利用されていくものと考えられます。